大型犬に多い病気といえば…
皆様、こんにちは!
大型犬は食後に運動してはいけないと聞いたことはありませんか?
それは胃捻転を起こしやすいためなのです。
今日はそんな胃捻転と胃拡張についてお話ししたいと思います!
どんな病気なの?
胃がガスでいっぱいになり膨張してしまうことを胃拡張と言い、胃がねじれて血流が遮断されてしまうことを胃捻転といいます。
胸が深い大型犬に多いと言われていて、好発犬種は
グレートデン、ワイマラナー、ラブラドール、ゴールデン、ドーベルマン、バーニーズマウンテンドッグ、秋田犬、スタンダードプードルなどです。
また、小型犬だと胴長のダックスやコーギーもなりやすいと言われていますので気を付けましょう。
血流が遮断されることで、ショック状態になったり命に関わる可能性があるため、病気について理解し、未然に防ぐことが重要です。
胃捻転・胃拡張が起きるとどうなるの?
・吐きそうだが吐かない、何も出てこない
・腹部膨満
・落ち着きがない
・呼吸が速く浅くなる
などの症状が見られます。
時間が経ってくるとぐったりし自力での歩行が困難になります。
そうなると病院に連れていくためのキャリーや車が必要となりますが、大型犬となると抱き上げるのも大変です。
食後にいつもと違うなと感じたら、早めに病院に行くことをお勧めします。
どうして胃がねじれちゃうの?
原因はまだはっきりとは分かっていませんが、ご飯やお水を一気に食べたり飲んだりしたり、ご飯の後にお散歩に行ったりすると起こしやすいと言われています。
急激に胃が膨らむのを防ぐため、回数を分けてご飯をあげる、遊びやお散歩は食事の前後に行わない、食事をする際は体のサイズに合わせた高さにしてあげるなどの工夫をしてあげると胃捻転防止に繋がります。
また食後1時間程度はお家でゆっくりと過ごすようにしましょう。
まとめ
胃捻転・胃拡張は、早く気付いてあげれば治すことのできる病気ですが、気付かないでいると数時間で命に関わる怖い病気です。
大型犬の飼い主様だけでなく小型犬を飼われている飼い主様も、病気を理解し未然に防ぎましょう!
ケアペッツ茅ヶ崎店 小澤