実は肛門腺が溜まっている?
皆様、こんにちは!
シッターの柳田です。
お尻をズルズルと引きずって歩いている子はいませんか?
その場合、肛門腺が溜まっています!
今回は、肛門腺についてお話します!
【肛門腺とは】
肛門腺とは、肛門の両脇にある分泌腺のことをいいます。
この部分から、強い匂いのする分泌物が出ます。
大型犬の子は排泄物と一緒に出やすいですが、小型犬や中型犬の子は自然と出ず定期的に出してあげる必要があります。
【溜まってしまうと?】
お手入れをせず、肛門腺が溜まってしまうと炎症を起こす肛門腺炎や肛門嚢炎を発症してしまいます。
さらに重症化すると、肛門の皮膚が破けてしまう肛門腺破裂を起こすこともある為定期的に絞りましょう!
肛門に違和感を感じると、お尻を引きずって歩く仕草が見られます。
このような仕草をしていたら、絞ってあげるようにしましょう!
【肛門腺の絞り方】
肛門腺は、肛門の4時と8時または5時と7時の位置にあります。
肛門腺の位置は、わんちゃんによって異なるためその辺を探して見つけてください!
コリコリしたものがあれば、それが肛門腺です!
溜まっていない場合は、触っても分かりません。
頻度としては1ヶ月に1回やシャンプーを行う際に絞ってあげてください!
絞り方としては、コリコリした部分を下から上に押す出すように絞ってください。
【絞る際の注意事項】
・爪を立てない
最初は慣れずに、知らないうちに力が入ってしまいます。
爪を立ててしまうと、肛門を傷つけてしまいますので爪を短く切ってから行いましょう!
・力加減
最初は、中々上手に絞れないという方もいます。
絞れないからと言って、何度も絞ったり強く絞ってしまうと肛門周りが傷付いてしまうことがある為、優しく絞ってあげましょう!
・シャンプー前に行う
肛門腺は強い悪臭がします。
服やわんちゃんの毛についてしまうと中々匂いが取れません。
肛門腺絞りはシャンプー前に行うことをおすすめします♪
ご自宅でシャンプーが行えない場合は、消臭スプレーなどもありますので使ってみてくださいヽ(´▽`)/
【まとめ】
肛門腺が溜まってしまうと肛門の病気になることがある為、定期的に絞りましょう!
肛門腺絞りは回数を重ねていくうちに、上手く絞れるようになりますが、心配な方はトリミングサロンや動物病院のプロの方に絞ってもらいましょう!
また、小型犬やシニアの子は分泌物が溜まりやすいので定期的なケアをしましょう(^O^)